ゴー宣DOJO

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トッキー
2021.2.15 20:10

今さら森喜朗を叩く偽善

昨日のゴー宣道場の感想、
もうひとつご紹介します!

 


 

師範の皆様方、昨日の道場ありがとうございました。
最後の議論は、時間の制約がなければぜひ続きを聞きたかったです。

森喜朗の発言全文を読みましたが、「女性を必ずしも増やしていく場合は、
発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから
困る」など、一般論として女性をdisっており、女性蔑視の発言であった
ことは間違いないと思います。
しかし、あらゆる方面の人間が森喜朗を叩き、組織委員会会長の座から
引きずり下ろしたことには違和感を覚えます。
森喜朗が男尊女卑の人間であり如何にもこのような発言をしそうな
人物であることは最初から分かっていたことで、別にこの発言により
誰かが何かを裏切られたわけではないからです。
本当にオリンピックにおいて男女平等が至高の価値であり、絶対に
優先されることであるのならば、森喜朗が2014年に会長に就任する時に
彼がその価値を体現する人物かどうか問うべきであり、あるいはその後も
問い続けるべきでしたが、そのような問いを強く訴え続けた人物を見た
ことはありません。
世間全体が森喜朗をここまで強く叩くのならば、まず自らのこの不作為
について疚しさを覚えるべきではないでしょうか。
それなしで森元首相を叩くのは、マスコミという火付け人が放火して
炎上したのを見て何か言わざるを得なくなったからで、
偽善だと思います。

森発言を巡る議論以外にゴー宣道場の議論の中で印象的だったのは、
フランスで戦後急速に女性の権利・地位が向上した理由についての
笹師範の質問とそれに対する金塚弁護士の回答です。
金塚弁護士が理由を説明する中で、政治家の意識の高さを要因のひとつに
挙げ、ジャック・シラクが厚生大臣としてシモーヌ・ヴェイユを起用
し、彼女が期待に応え社会の誹謗中傷に耐えて人工妊娠中絶の合法化を
実現した話をされました。
前回金塚弁護士が登壇された時に紹介された法律家ロベール・バダンテール
の言葉「忘恩の義務」も新鮮でしたが、政治家が国家の奉仕者
としての強い使命感を持っていることにも驚かされます。
時間があれば、このような国家への強い使命感を持った法律家や
政治家がどうやって育まれるかについても聞きたかったです。
(りょうさん)

 


 

オリンピック精神がどうのこうの言うのなら、
現在ジェノサイドをやっている
中国で開催される、来年の
北京冬季オリンピックはどうなるんだ
という声は、ネットの中では見られるけれども
マスコミは完全に無視を決め込んでいます。
このご都合主義と偽善は本当に
救い難いものだと思います。

 

トッキー

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